« プロの世界その1 | トップページ | ビジネスで行く »

2005年9月19日 (月)

プロの世界その2

長野オリンピックが清水が見事に金メダルを獲得した。まだ皆さんの記憶の中にかすかかもしれないが残っているだろう。お母さんにその金メダルを掛けた映像が涙を誘った。

また、スラップスケートという道具の出現さえなければ、間違いなく清水の代わりに金メダルを獲得したであろう堀井の、涙の記者会見も記憶に新しい。

その、清水が金メダルを決めた時のスタート。フライングがあった。同走者だったのかどうか、よく記憶にないのだが、フライングでスタートやり直しになったことは間違いない。

清水は言った。「あれはスターターの失敗です。」

どういうレベルでの話なのか、凡人には理解ができないのであるが、少なくとも当時の500mの世界記録は清水が持っていたように思う。いや、ウォザースプーンだったか、、まぁ関係無い。そのレベルにある清水がスターターのミスだと言う。そうなのであろう。

結果として、清水はスターターを睨んだのである。お前のミスだろ、と。私もテレビの映像でそれを見ていた。厳しい目をしていた。スタート前だから当然だろうと思っていたが。

清水は続ける。

「あれでスターターは僕のタイミング、僕の呼吸に合わせてくれた。あとは自分のタイミングでスタートを切るだけで良かった。」

世界最高峰にいる清水から睨まれたスターターは萎縮し、知らず知らずのうちに、その清水の動作に、スタートの号砲を打つタイミングを合わせてしまったのである。あとは、世界最高のスタートダッシュと、世界最高のスケーティング、世界最高のコーナリングで滑れば、金メダルが見えていた。

自分だけではなく、周囲をもコントロールする技術と存在感。
それが世界を極めたということ。
世界に二人はいないということ。

私も、死ドニーのプロクタ(ユスさん)を睨んでみようか。
多分、「My Friend Tatsuo、今日は機嫌が悪いのか。リラックスしろ。」と言われるだけであろう。

私には、まだその技術と存在感は、残念ながら無い。

|

« プロの世界その1 | トップページ | ビジネスで行く »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/115947/6017218

この記事へのトラックバック一覧です: プロの世界その2:

« プロの世界その1 | トップページ | ビジネスで行く »