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2005年12月14日 (水)

今まで生きてきた中で、一番幸せ

スランプで、一時更新をやめておりましたが、復活しました。

オリンピックの季節が近づいてきた。私はスポーツが好きである。というか、実はスポーツ万能である。

前に、柔道の山下とスピードスケートの清水のことを書いたことがある。

あの大舞台に出場するくらいの選手であれば、誰にでも”ちょっと良い話”などあると思う。みんな死ぬほどの努力をして、あの舞台に立っているはずである。

オリンピックだけが大会ではない、という人もいるだろうが、やはりこの舞台にピークを持っていく選手も多いのではないかと思う。

女子の元スピードスケート選手の三宮選手だったと思うが、引退の時に壮絶な言葉を残した。どうしても、耳について、忘れることができない。

あの筋肉の痛みや苦しみにはとても耐えられない

トップアスリートがそこまで言う世界とは、どれほどのものなのか。想像もできない。

2ヶ月前に、ガレ兵が「Voiceに挑戦するのが怖い」という名言を残したが、そんな低いレベルの話ではないだろう。

極限の鍛錬
徹底的な自制

そのような状況を乗り越えて、そして世界一を競う。もう、出場できただけで、それだけで十分じゃないか、などという意見もあるだろう。だが、アスリートはナンバーワンを目指すものである。だって、ナンバーワンを目指したくてやってるんだから。

その上で獲得した金メダルの価値はどれほど重いものだろうかと、気が遠くなりそうである。

二大会連続で、金メダルを逃した田村亮子が、三度目のオリンピック。私の記憶では内股だったように思うが、金メダルを決めた瞬間、相手の背中が畳に着く前に審判を見て、もう笑顔が弾けていた。

水泳の岩崎恭子は、オリンピックで自己ベストを4秒近く縮めたはずである。研ぎ澄まされた肉体が発揮した、とんでもないパフォーマンス。確か、当時は14歳になったばかり。報道陣に囲まれて、涙声で

今まで生きてきた中で、一番幸せ

と言った瞬間の、岩崎選手の表情を思いだすと、いまでも私が涙してしまいそうである。そこにたどり着くまで、無我夢中で何の邪心もなく、純粋にアスリートとして、誰にも負けたくないという気持ちで水泳をやってきたと思う。それが、開花した瞬間、それがオリンピックの大舞台であったということ。

その時の気持ちが、あの短い言葉に凝縮されていたように感じた。

負けたくないという強い気持ち。
やはり、前に進むためにはそれが一番大事なのかな、といまさらながら思うのである。

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