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2006年2月 3日 (金)

忌まわしき卒論の思い出

実は、私は大学では理系を専攻している。情報電子系の学科であり、卒論のテーマは

「電流共振型プッシュプルコンバータのxxxx」

である。xxxxの部分は忘れた(泣)。
海底ケーブルなどの電源として使われるものである。

研究室では、実にデキの悪い学生だったと思う。滅多に研究室に顔を出さず、時おり出てきたと思えば、研究室の予算ではとても高価なICを過電流で一気に焼いてしまったりと、修士課程の先輩のジャマばかりしていた。

ここで、問題となってくるのはその先輩の修士論文のテーマである。

「電圧共振型プッシュプルコンバータのxxxx」

であった。そう、私とは「電流」「電圧」が違うだけである。だが、もちろんただ文字が違うというレベルの話ではなく、当然ながら動作原理も違うし、コンバーターの利用を想定される範囲も違う。

I:電流
E:電圧
R:抵抗

E=I*R(オームの法則)

の関係であり、シスコとジュニパーの違いなどという話では、決してない。

卒論の締め切りも迫ってきて、やばいやばいと思っていたのであるが、全然進まなかった。そのような私であるが何とか書き始めることにした。ちなみに、当時、PC-9800で2DDの5インチフロッピーで一太郎が動作した。友人に進められるままに「よしワープロで書いてみよう」と思い、「プッシュ」というのを何度打っても入力できず、「プッスプル」などとなってしまった、一時間で企画倒れで諦めた。あとは手書きである。

研究室にあまり来てないので周囲に聞くのがマズイ雰囲気だったので、困って追い込まれた私は暴挙に出たのである。

そう、先輩の卒論の「電圧」の部分を「電流」に変えて、そのままパクリを始めたのである。当時、今よりは頭が冴えていたはずである。どうしてそんなバカなことをしたのか、今もって不明である。が、精神的に追い込まれていたのであろう。

先輩は「ガレ兵、大丈夫か? 卒論は進んでいるのか?」と心配してくれていたが「大丈夫っす」と返していた。もう、自分でもこのままではダメだとは分かっていたのであるが、誰も止めてくれず、突っ走っていた。

そう、そしてその日はやってきた。

卒論の提出まで一週間を切っていたと思う。ついに先輩が「おい、ちょっと見せろ」と言われて、渋々見せたのである。

結果は「お前はバカか?」。

もう、はじめから書き直す時間はない。回路図なども、もちろん違うものを起こさないといけない。最悪である。

しかも手書きの論文である。

数日後、何とか提出に間に合った私の卒論は、修正液で豪快に消した上に書き込んだもので、見栄えも最悪であった。修正液の塗りすぎで論文はゴワゴワしている。

確か、現物は私が保管し、大学にはコピーが、製本された上で置いてあるはずである。

本当に忘れてしまいたい、忌まわしき卒論の思い出である。

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コメント

実は私は電子回路設計が専門で、サーバーもネットワークも専門外です。(^^;;;;
これは平たく言うとスイッチング電源って奴です。安定した省エネ電源を作る場合にこれを使います。
海底ケーブルの場合、距離による電力のロスってのがありますから、ロスがあっても安定した電圧(電流)を中継器に供給してやらなければならないのです。

でも最近の光ケーブルは長距離ができるようになり、200km以上を無中継で送れるようになりました。海底ケーブルは完全無中継ってのが理想ですから。

投稿: 番犬 | 2006年2月 3日 (金) 19時25分

全力のコメントありがとうございます。
現在は200キロを中継無しですか。
技術の進歩はすごいですねぇ。

投稿: ガレージ兵頭 | 2006年2月 4日 (土) 01時54分

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