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2006年9月25日 (月)

そのデビューは鮮烈だった

シューマッハが引退を発表した。

足跡をぐぐって書けば正確に書けることはわかっているが、それでは自分の中での鮮烈なイメージが消えてしまうような気がするんで、記憶の中のMシューのことを書きたい。

1991年だったと思う。セブンアップジョーダンチームのベルトラン・ガショー選手が何らかの犯罪行為でベルギーGPから出場できなくなった。それで呼ばれたのがシューマッハだった。前年のマカオF3を制覇していたと思う。

彼は予選でチームメートのチェザリスを上回るグリッド(確か6~7番手くらい)を獲得した。それは新人ということを差し引かなくても驚異的なことであった。どうしてジョーダンのマシンであんな走りができるのかと、パドックでは騒然となったらしい。

そして決勝。グリーンシグナル(当時はグリーンでスタート)で好発進したシューマッハは瞬く間に数台をごぼう抜きしたが、一週目でマシントラブルでリタイヤした。それが彼の記念すべきF1デビューレースである。

そのデビューは鮮烈だった。

そして次のGPで彼は何とベネトンチームからエントリーした。契約の難しい解釈についてはよくわからないが、ともかく彼はトップ4チームのベネトンのシートを獲得した。

ベネトンを解雇されたのはロベルト・モレノ。前年、ナニーニがヘリコプター事故で片腕を切断した際に代役で日本GP(鈴鹿)を走り、ネルソン・ピケについで2位表彰台を獲得した。なお、その日本GPで3位に入ったのは鈴木亜久里である。話がずれるがレースの後半でガソリンの残量が厳しくなった亜久里は(当時は燃料補給など無い)、省エネ走法を強いられたが、残り数週のところでピットからガムテープか何かでサインボードに「EASY」という摩訶不思議な文字を提示されたことを覚えている。

さて、ベネトンチームに移ったシューマッハ活躍のその後については皆さんご存知であろう。トップ4のチームではあったが、とても安定して優勝などできるチームではなかったが、彼はそのベネトンで勝ち続けた。

特定の日本人選手を悪く言うつもりは毛頭ないが
「ピレリ勢ではトップタイム」
「コーナーでは頑張っている」
など、日本人選手はそのように形容されることも多かったが、本当に速い選手はそんな限定付きの形容詞など必要としない。何に乗っても速く走る。だから有利なシートを手に入れることができる。もちろんスポンサーの持ち込み資金目当てだったりと、政治的な面もあるが、速くない選手はチャンスを掴めないし、生かすことができない。1990年だったと思うが、ジョバンニ・アマティという女性選手がF1を走ったが、あっという間に消えていった。そんなもんである。

故意にやったのかどうかわからないが、ペナルティを受けたということで記録に残っているので事実なのであるが、シューマッハは過去にビルヌーブにぶつけたということで全戦ポイント剥奪という厳しい裁定を受けている。それ以外にもモナコでもペナルティを受けた。それでダーティなイメージがあって、それで彼の人間性を認めない人も数多くいる。ちょっと待ってくれ。セナがどうだったか。ペナルティを受けたことはなかったと思うが、鈴鹿で彼が何をやったのか、あえて書かないが、気になる人はセナの全戦のレースを見て欲しい。故意かどうか、もちろん知らないが。

圧倒的に速かった。
記録にも、記憶にも残るドライバーだったと思う。

今、セナが生きていたら、どちらが速いだろうか。
是非、見てみたい。

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コメント

>今、セナが生きていたら、どちらが速いだろうか。
>是非、見てみたい。

同じ質問を誰かが、バーニー・エクレストンに投げかけた
ということを聞きました。
(正確には、セナとシューどっちが好き?と)
バーニーは、笑いながら答えなかったという。

私も答えに困ると思いますが、ひとつだけ言える事は、
あの「青い若造」だけは、その足元にも及んでいないな
と思います。

投稿: KSD_Debuchara | 2006年9月27日 (水) 03時10分

デブキャラさんですか、どうもです。
シューがセナにピットロードで怒られていたことがあって、そのイメージでどうしてもセナが上に見えますな。

投稿: ガレージ兵頭 | 2006年9月28日 (木) 00時22分

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