« Twinaxケーブル | トップページ | 涙もろくなったのか »

2012年3月 6日 (火)

いつも父親の運転を見ていた

何と私も自分の子供が運転免許を取得する年齢になってしまった。自動車学校に通い始めるらしい。オートマ限定免許?らしいのだけど。



自分がまだまだ小学生の頃、父親の運転するフロンテ(という軽自動車)でしょっちゅうドライブに連れてもらっていた。と言っても父親は製鉄会社の三交代勤務なので土日が休みになる事は少ないので、連れて行ってもらえる時を楽しみに楽しみに待っていた。



ただ、どこに行くのかとかはあまり興味が薄かったように思う。父親の運転が好きだったんだろう。だから運転そのものを見ていた。



どこでブレーキをかけ始めるんだろうか。

こんな狭いところに入っていけるのか。どうやって左右を見切っているだろうか。

バックミラーはいつ見ているのか。

下り坂はどう走るんだろう。

バックする時は何を目印にするんだろうか。



観察することは山ほどあったように思う。いつも新鮮な驚きに満ちていて飽きることがなかった。だからいつも楽しみに楽しみに父親の車に乗れるのを待っていた。



ある日、助手席に乗っている私が「ぶつかった」と思うくらいに左に寄せて電柱か何かの壁すれすれに通ったことがあった。「ぶつかるかと思った!」と声を上げると、父親はひと言



任せろ



と言った。父親の運転は天才かと思っていた。自分が免許を取ってもここまでうまく運転できるものだろうかと不安にもなった。



自分が30才台の前半、恐らくその時点が運転技術のピークだったように思うが、父親は既に60才を超えていた。だから、少々悲しかったが自分の方が運転がうまかった。



でも、父親のピーク時と運転技術を争ったらどうだっただろうか。

その結論は出す必要もないだろう。

父親の方が上手かった。

それでいい。

|

« Twinaxケーブル | トップページ | 涙もろくなったのか »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: いつも父親の運転を見ていた:

« Twinaxケーブル | トップページ | 涙もろくなったのか »